判断するということ

 国民は納税しなくてはならない。働かなくてはいけない。子供に教育を受けさせなければならない。そのためにコミュニケーション能力が必要であり、日常の中で会話のネタを作らなくてはならない。これらの責務を果たすために休養も取らなくてはならない。
 これらのタスクで日常が埋められてしまうため、国民は「限られた判断時間」と「限られた時間で得られた情報」の中で政治家の提案する政策を吟味し、それが自分の求めるものに合致しているか判断しなくてはならない。
 時間が足りなければ、それが非合理的な判断となり得るのは必然である。